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70歳以上の機関誌「銀杏」
私の健康維持対策
 
 
 
 
 
増田次郎(73歳)
 
     
 

 私がまだ七三才なのにアプランドルに入居する決心をしたのが体力の衰えであることは爽秋号に書いた通りである。さて体力が衰えるのは老化から来るもので避けられないことではあるが、少しでもブレーキをかけなければ忽ち車椅子になってしまうことは必定である。将来車椅子になるのはやむを得ないとして何とかしてその時期を、たとえ一年でもよいから先送りしたい。そこで無駄な抵抗かも知れないが、自分なりに健康維持対策に取り組んでいる。ご参考になるかどうかわからないが、皆様にもっとよい方法をお教えいただく叩き台として増田流をご紹介する。

@竹踏み
 私は環境が変化したときに、よく虹彩炎が起こる。虹彩とは目をカメラとすると、絞りに当たる器官である。虹彩炎になると絞りの調節がきかなくなるので、まぶしくて目を開いていられなくなる。白目が真っ赤になり、涙が出る。ひどくなると失明することもあるという、誠にいやな病気である。

 私はこの四十数年間に何度虹彩炎にかかったかわからない。20年くらい前に竹踏みが虹彩炎に効くことを偶然発見した。竹を踏むと肩こりも治る。誠に安上がりで、時間もかからない健康法である。

A水中ウオーク
 世田谷に住んでいたとき近所のスポーツクラブに入会していた。ここにはジムがあって筋力トレーニングもできるし、温水プールもある。最初は筋力トレーニングの部屋で、コーチに教わってトレッドミルというベルトコンベアーのようなマシンに乗って歩くトレーニングをしていた。ところが膝が痛くて続けられなくなった。空気の中で歩けば体重が全部膝関節にかかる。筋肉が発達していて関節を保護していてくれれば痛くならないのだろうが、何しろ運動不足で筋肉が退化している。これはたまらんということで、プールの中を歩くことにした。

 最初は転んだら溺れると思って、おっかなびっくりプールサイドにつかまってそろそろ歩いていたが、水中では転ぼうと思っても身体が浮いて転べないことに気づいた。そこで両手を振って、腿をなるべく高く上げて歩くようにした。水中で歩くと浮力の関係で膝にかかる負担は非常に少ない。しかもエネルギーの消費量が結構大きいので体重もかなりコントロールできる。

 アプランドルに入居するとき、プールで歩けなくなるのは困るなと思っていた。ところ
が最近になって、光が丘の区立体育館に温水プールがあることを知った。区の施設なので老人は無料で利用できる。冬の寒いときに行って風邪を引いては大変なので、利用証だけいただいてまだ行っていない。しかしプールを上から窓ガラス越しに見ることができるので、興味のある方はご覧になることをおすすめする。

 健康でいてこそ、長生きする甲斐があるというもの。お互いに健康第一で行きましょう。

 
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