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70歳以上の機関誌「銀杏」
今様徒然草(2)
 
 
ことのは
 
 
島岡照(75歳)
 
     
 

 言葉は世の移り変わりと共に変わるもの、これはやむを得ぬこととは思えども、余りにも乱れて聞き苦しく、嘆かわしき限りなり。
 徒らなる省略言葉、『るっせーな』『ざけんなヨ』『マジかヨ?』などおぞましし。
 ら抜き言葉、『見れる』『着れる』『食べれる』などなど。
 敬語や丁寧語を取り違えたるおかしげなり。
 『ご存知ですか?』と問われて『ご存知です』と答え、『召し上がれ』と言うべきを『頂いて下さい』、『そろそろおいとまします』を『そろそろお邪魔します』等様々あり。
 言葉の成り立ちを知らぬための間違いか、
『せざる・おえない』『いわざる・おえない』と発音するには耳ムズ痒し。NHKのアナウンサーにも居りたり。
 過ぐる日某テレビの女性キャスター、石原都知事の発言に関連して、『もののふとは武士のことなんですねえ、もののけと間違えないようにしなきゃあ』とのたまいしに呆れたり。
 新語というか造語というか、『さらなる』とか『おとしめる』などと聞く。これらの言い回しは昔はなかったと思うは誤りか?
 これも新語か? テレビの料理番組などで『炒まったら』との言い回し、耳に新らし。
 運動選手などに流行する言い回しとして、『感動を与えるプレーをしたい』と聞く。何やら感動を強制されるかに聞こゆるはひがみか?          島岡 照(七五才)

 
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