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70歳以上の機関誌「銀杏」
特別インタービュー  

サウディアラビア王国の概要
「サウード家が統治する アラビア王国」の意。
西南アジアに位置し、アラビア半島の約5分の4を占める。
面積:215万u 日本国の約6倍
首都:リヤド
人口: 1,692万9,000人
  (うちサウディ国籍者は1,230万4,000人)
宗教:イスラム教(イスラーム)
政治:王制。現在の国王はファハド・イブン・アブドルアジーズ・アール・サウード王
民族:アラブ民族
言語:アラビア語
通貨単位:サウディ・リヤール(SR)
     1SRは約30円

     
  「一五人から二〇人の大家族がちゃぶ台を囲んで暮らしています」
同じアジアの国でありながら、日本に情報が届きにくいサウディアラビア王国について、宗教、家庭や高齢者のことなどを伺ってみました。日本は同国から石油製品、原油、液化石油ガスを輸入し、サウディアラビアへは自動車、機械製品などを輸出しており、両国の貿易額はアメリカに次いで多く、産業での交流は盛んなのだそうです。はたしてどんな姿が見えてくるのか、大使館員の後藤フサ子さんとモハメド・アブドラ・ジャンドールさんにお伺いしました。
 
     
 
 不毛の地から石油へ、石油から次の産業へ
 
     

 サウディアラビア王国(以下サウディという)について、簡単にご説明しましょう。サウディはアブドルアジーズ・イブン・アブドルラハマーン・アール・サウード王によって一九三二年、建国されました。
 (石油輸出国として知られる)この国は国土の六〇%が砂漠、しかも夏場は気温が四〇℃以上(湿度が沿岸地方では一〇〇%になることもある)に達する厳しい気候にあります。そのため水を求めて土地を掘り返していたら、石油が出てきたのです(一九三七年)。もともとは、少ないながらも存在したオアシスを求めて歩いた遊牧民の国で、不毛の地といわれていましたが、石油の発見により国は潤い、人々も都会へ出て定住するようになりました。国民は医療と教育が無料、税金もありません。
前列左から、永田様、島様、岩城会長、ジャンドール様、増田様、後列左から、後藤様、松尾さん しかし、石油がいずれなくなってしまう心配があるので「次の産業」を探っています。また、二〜三年後に就職難の時代が来るといわれており、「人をつかう」産業も模索しています。ちなみに、二〇歳未満の人々が人口の六〇%には上ると思いますし。
 それはうらやましい(笑い)。
 さらに、サウディは水が少なく雨もあまり降らないため、海水を淡水化しなければなりません。海水を淡水化する技術は日本(東レ)から技術導入したものです。その費用が高く、また作物は冷房室で栽培するなど採算が悪いので、農業の割合は低いですね。とはいえ麦はよく育ち、輸出できるほどですし、花の栽培も伸びてきており、オランダの花市場に出しています。
 将来、サウディの天然資源である石油や天然ガスがなくなったとしても困らないよう、ソーラーシステムも備えています。

 

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