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70歳以上の機関誌「銀杏」
創生苑ご入居者紹介  
 
 
  九州男児
 
高雄 剛(66歳)
 

散歩される素敵な高雄様(創生苑の中庭) 九州男児の高雄様。普段はポーカーフェイス、でも笑顔がとても可愛い男。スポーツ大好き男、タバコの吸い方も渋い男、男が男を感じる高雄様を奥様のご協力も得て、取材させて頂きました。

 高雄様は長崎県に生まれ、幼少時代からスポーツをこよなく愛し続けておられます。高校時代には野球部とテニス部に所属していらっしゃいました。
 早稲田大学法学部に在籍し、その後自動車関係の仕事に情熱を注いでいらっしゃいました。スポーツ一家の中の奥様は、ママさんバレー二〇年を筆頭に、卓球その他多くのスポーツに万能ぶりを発揮し、何と! お嬢様は軟式野球で全国大会出場、往年の名選手にも指導を受けていた程の実力の持ち主です。
高雄様ご自身も野球を始めとして、数多くのスポーツを愛し、音楽も同様に大好きな男性です。
 特に野球に関しては、目付きが変わります。幼少時代、広い大地の原っぱで設備の整っていないグランドで白球を追い、仲間とも勝負し、駆け引きに勝った時の喜びは忘れられないと語って頂きました。
 仕事も愛し、何でも一生懸命取り組む高雄様が六〇才の時、仕事中にくも膜下出血で倒れ、右半身麻痺が残りました。定年退職後リハビリ生活が始まったそうです。脳外科の手術の際、奥様は、お医者様から辛い決断を迫られました。「ご主人様の命が大切か、声が大切か」それ以降、声が出にくいようになりました。
 私達には想像出来ないリハビリ生活だったことと思います。
 音楽も大好きな高雄様。麻痺の残る体、驚くことに左手だけで音が取れ、音感センスも素晴らしくピアノを弾いておられました。センスの良さからか今では音楽が大好きです。
 奥様は最後にこう語って下さいました。
「頑固でプライドが高い九州男児。頑固に見えるが純粋でとても優しい人」と。

〈後記〉  ご家族が面会にいらした時の優しい表情が、とても印象に残る高雄様。野球中継を見ずに取材に応じて下さいまして有り難うございました。  重ねて、奥様にも感謝申し上げます。

 

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