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シルバーヴィラ向山・創生苑グループの今年最大のイベント、第四回シルバー・フェスタ・オン・ステージを十月十四日練馬区立文化センター小ホールで盛大に開くことができた。寅さん映画で有名な総監督の山田洋次先生に加え、作曲・歌唱指導に「北国の春」「星影のワルツ」など数々の名曲で有名な遠藤実先生と高齢者の素人芸には誠に身分不相応な大先生がご指導下さり、一同ただただ感謝に堪えない次第である。
番組は第一部が午前十一時から十二時半まで、第二部が午後一時半から三時までと二部に分けて上演された。
第一部
第一部はシルバーヴィラ向山とアプランドル向山の入居者が中心で、岩城社長の挨拶で始まり、オープニングの「もみじ」斉唱、民謡(斉太郎節、木曽節、コキリコ節)、ダンスのデモンストレーション(フラダンスと社交ダンス)、さらに八十七才を迎えられた菱谷あや様のピアノ独奏(乙女の祈り)と続いた。高齢の菱谷様の迫力ある演奏には満場から惜しみない拍手が送られた。次いで合唱(上を向いて歩こう)、小唄(池田和夫様の「虫の音」ほか)の後、山田洋次先生からご挨拶があり、社長夫妻から花束贈呈が行われた。第一部後半はハンドベル演奏(ローレライ、埴生の宿)が続き、第一部の白眉寸劇「湯島の白梅」が観客の抱腹絶倒を誘った。配役はおなじみシルバー劇団の立女形、ドクター宮浦演ずるお蔦、岩城祐子施設長の演ずる早瀬主税、それにヘルパーの湯前さんが扮した犬の名演技がからみ、花輪金一先生の演技指導で、なかなかの出来と思ったのは主催者側の身びいきか。その後今井千恵先生ご後援による毛皮ファッションショーが続き、最後に器楽演奏と合唱(「会議は踊る」「ドレミの歌」など)で最高に盛りあがる中、第一部が終わった。
第二部
創生苑にとっては二回目となるフェスタ、前回の経験を生かして全員奮闘した。
平素から交流のある白菊幼稚園の約三〇名の児童たちの元気一杯な歌と踊りに始まり、清水会による民謡「津軽あいや節「道内ナット節」「能登麦屋節」と賑やかに。ハンドベルは、揃いの白いユニフォーム姿の特養ホーム、療護の入居者と家族、職員を含む約二〇名のメンバーが日頃の練習の成果を舞台で十分に発揮した。次はフラダンス、ハワイアンバンドの演奏に踊り手は、フラダンスチーム「バラの会」と特養入居者の混合チーム。演目は「カイマナヒラ」「真珠貝の歌」「赤いレイ」、続いて若い療護施設の入居者と職員による編成「ハッピーバンド」の演奏、「上を向いて歩こう」「亜麻色の髪の乙女」「四季の歌」。次はお待ちかね「ウェスターンクルーナーズ」の登場、懐かしい名曲の演奏で、特に「 テネシーワルツ」では、思わず口ずさむお客様も見受けられた。さらに続いて創生苑職員主体の日舞。着物姿も鮮やか。呼び物のオペレッタ「森の赤頭巾ちゃん」 は久田恵さんの脚本、主題歌作曲遠藤実先生。出演者も全員のびのびと演技し、昨年を上回る出来と云えよう。森のメルヘンとカラフルな衣装が夢幻的な効果をかもし出していた。
フィナーレは遠藤実先生の登場。ご挨拶に続いてオペレッタの主題歌「私はここに」と名曲「星影のワルツ」をご自身で歌って下さったのには全員感激、感動のあまり涙を流す方々もおられた。花束贈呈が行われた後、岩城祐子施設長の閉会の辞で締め括られた。
文化センターの舞台にこれだけ多くの数の車椅子が並んで芸を披露することはあまりないのではなかろうか。そしていろいろな障害を抱えた高齢者の生き生きとした演技は、ご家族や友人に喜びと感動を与えたことと確信している。
来年もまた皆様に同じ会場で、高齢者パワーをお目にかけたいと念じている次第である。
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