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70歳以上の機関誌「銀杏」
皮膚のトラブルと日常のケア  
     
 
  
 
橋本 多賀子(看護師)
     

〈老人になると体が痒くなる〉聞いた時から痒くてならぬ
折々のうたで、大岡信氏がこんな面白いうたを紹介していました。何となくホッとしてしまいますね。加齢と共にひき起こす皮膚炎の中で多いものが"皮脂欠乏症"です。
皮膚は、皮脂や保湿因子などの物質で一定に水分(うるおい)が保たれています。ところが角層というところの水分を保つ機能が低下し、水分含量が減って皮膚が乾燥してしまいます。原因は他に、空気の乾燥、頻回の入浴、ナイロンタオルでの洗いすぎなどありますが、放っておくと益々症状が悪化して、細菌が集まり治療を受けなければならなくなります。そうなる前に、次のような皮膚の変化に気づいたならば、お手入れを心掛けてみましょう。
(1)下腿の外側が、ザラザラとうろこ状に乾いて痒くなる。
肘なども同じ症状になりますが、初期ならベビーオイル、ワセリン系の保湿剤を毎日うすくのばす。
(2)髪の根元が、フケが重なるように盛り上がる。
ベビーオイルマッサージをして洗い流す。
数日繰り返して、地肌が健康色になってフケが消えたら大丈夫。
(3)足の爪、ゆびの間の汚れ
爪は肉が見えない程度に真っ直ぐ切って角は残しヤスリで滑らかにする。巻き爪予防です。指の間は一本一本広げて洗う。

 

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