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「銀杏」新春号を楽しく拝見致しました。
表紙の「清水の舞台」の雪景色が美しく、私も初詣に出掛けたような気分で遥かな京都・奈良の町を想いました。そして岩城社長さんの「介護者の資質とは」のお話を読みました。介護という難しい仕事の知識や技術が、もし芸術的に迄高められるとしたら、それを受ける側の苦痛がどんなに和らげられることかと思いました。種々な作業の中で、或いは掛けて下さる言葉の中で、介護者の内面に持っておられる豊かなすべてのことが、それを受ける者にとっては大きな喜びであり慰めになるのであろうと理解致しました。
特別インタビューの「駐日タイ王国大使館に聞く」は、とっても興味深く読みました。半世紀も昔に見た映画「王様と私」が目に浮びました。「シャル・ウィー・ダンス」のメロディーとユル・ブリンナーのワイルドでありながら魅力的な表情が忘れられません。シックな雰囲気で分りやすく理知的に話しておられるシントン氏のお人柄がしのばれ、宗教にも人種にも平等な考え方をして、調和している暖かなタイ王国が好きになりました。そして是非行ってみたい国になりました。
時事討論等格調高い論文にも、大いに共感しました。特に近頃の日本語の乱れ方を情けなく思っている者として「英語教育熱に思う」は「おっしゃる通り!」と拍手したい気持ちでした。慾を云えば国語をしっかり学んだ上で英語も……と望みますが老婆心でしょうか。
七十才以上の機関誌「銀杏」を拝見出来て、大変に力強く感じております。私もこれから十年も十五年も、しっかり生きよう、外国への旅もしようと思いました。有り難うございました。
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