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70歳以上の機関誌「銀杏」
珍しいチベット音楽を身近に観賞
     
 
  
 
 
 

 シャングリラ(桃源郷)の国チベットに古くから伝わる民謡と舞踊の公演が、二月二十日午後二時より創生苑二階フロアーで行われました。世界的にも珍しい民族芸能が身近に見られるとあって、地域の豊渓小学校、北原小学校の児童100人以上が来苑してお年寄りと共に楽しみ、大変な盛り上がりとなりました。出演したのは、ダライ・ラマ法王によって設立されたチベット舞台芸術団の一員タシダルゲーさんで、チベット音楽に欠かせないという弦楽器を弾きながら唄う歌声は、草原を連想させる張りのある高音で、観客を魅了し拍手がなりやむことがありませんでした。タップダンスに似た踊りを披露すると、お年寄りも体をゆすり、懸命に楽しさを表現しようとしていました。
チベット音楽の演奏風景 タシさんは、ネパールに生まれ、十五歳でチベット舞台芸術団に入団しました。現在インドに在住しアメリカ、フランス、ドイツ、ロシア、台湾など世界各国で活躍し、失われつつあるチベットの伝統芸能を次世代に伝えようとして、その保存、継承に力を入れています。
 日本の雅楽にも似たきらびやかな衣装に身を包んだタシさんは、恋の歌、祖先を敬う歌、戦争の歌、自然への感謝の歌など次々と豊かな表現力で披露してくれました。
 この日、特養や療護で入居のお客様やデイサービスのご利用者も多数観賞しましたが、中には感激のあまり涙を流し「言葉はわからなくても伝わるものがありました」と喜んでいました。小学生の間では「とてもかっこよかった」「世界の中でチベットがどこにあるか調べてみたい」などと感想を語っていました。付き添いの先生方も「世界の異なる文化を身近に感じることができ、思いがけない勉強が出来た」と感謝されました。
 最後に岩城祐子施設長から「とても感動的な歌と踊りを見せて頂いて、世界の平和を祈る気持ちで一杯です。またお年寄りと子供達の喜ぶ顔をみていて私も幸せになりました」とお礼の言葉を述べて一時間半の公演を終了しました。

 

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