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 「年々歳々花相い似たり。歳々年々人同じからず」 これは唐の詩人、劉希夷(りゅうさい)の詩「白頭を悲しむの翁に代わる」の一節です。余りに有名なフレーズで、私のような浅学非才な男でも咲き誇る桜を仰ぎ見ると必ずこのフレーズを思い出すので、敢えて引用させて頂きました。お弾き初め
 「これ昔紅顔の美少年。公子王孫と芳樹の下」というフレーズがこの後に出てきます。「昔紅顔の美少年が、生まれ育ちのよい方々と美しい花咲く木々の下で遊んでいたのに」と劉希夷さんが人生の無常を嘆いておられます。われわれシルバーヴィラ向山、創生苑の居住者にぴったりの詩です。残念ながら私は紅顔の美少年だったことがないので「お前はこの詩を引用する資格がないぞ」などとお叱りを受けるかも知れませんが、この際目をつぶって美しい写真を鑑賞して下さい。
 昨年の花見には元気で出席しておられた方で、今年はお見えになっておられない方が思い出されます。淋しいことです。縁起の悪いことを書くなとお叱りを頂くかも知れませんが、私自身来年も花を見られるという保証は全くありません。
 元気で生きているということは、有り難いことです。「白頭の翁」でも少しでも社会のお役に立ちながら、元気で生きようと思っています。皆様も転ばず、下らない病気にかからず、元気で来年もご一緒に爛漫の花を眺めましょう。なお詩は現代教養文庫の中国詩選から引用しました。

(増田)

 

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