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昨年の夏、創生苑にお輿入れをしたダチョウの「さくら」と「もも」は順調に成長して、春先から大きな卵を産むようになりました。なんといっても珍しい物ですから、地域の幼稚園や小学校から教材に欲しいと引張りだこの有様でした。その大きさは、さすがに超ど級で、長径は十六〜十七センチもあり、重量を測ってみますと千四百グラム程度あります。鶏卵はL級で六十グラム程ですから二十個分以上になります。
厨房の千野料理長は、初めての挑戦といいながら特大のフライパンに割ってみて、先ず量の多さに圧倒されました。鶏卵に比べますと、黄身の部分は小さく鮮やかな黄色で、鶏卵のように赤味をおびていません。ですから、まぜると全体に白っぽいのであまり食欲をそそるといえない様です。
千野料理長ご自慢の作品はスクランブルエッグとなり、早速 ご入居、ご利用者の皆さんに試食していただきました。 感想を聞かれて、戸惑いながらも「美味しかったよ」と言ってくださったのは、社交辞令か心の優しさの現われでしょうか。とにもかくにも、六月二十日現在で合計十六個の卵を産んでいるダチョウの健闘を称える意味でも、物珍しさを脱して有効な活用が期待されます。栄養面では、遜色が無いということですから、美味しい料理を作って頂くよう厨房の皆さんにお願いしておきました。
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