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70歳以上の機関誌「銀杏」
難聴とのおつき合い  
 
 
  
 
 
看護師 橋本 多賀子
 
     

 難聴の中でも老年性難聴は、高音域の機能が低下するので、低い野太い声で話してもらうと聞え易いというのをお聞きになったことがあると思います。そうなのです。ヒソヒソ話が通じてしまうというのも音としていい響きなわけです。
 日本では高齢者医療は、未だ不十分と指摘される中、難聴への取り組みもこれからの問題とされているところがあります。アメリカでは、七十才以上の約三分の一が難聴という報告があります。では、老年性難聴の進行をとめることは出来たのでしょうか。残念乍らノーなのです。耳鳴りもしかりです。薬やサプリメントはたくさん出ていますがそれが効果あるかという検証はないそうです。動脈硬化のリスクを減らし、生活習慣病を予防するという生活態度は有効のようですよ。耳鳴りは、耳鳴りに慣れるように訓練する「耳鳴り順応療法」が普及していて効果をあげているそうです。お話の通じ合えない不自由さはもどかしく、ストレスのかかることです。お風呂などで水が入った場合、あわてず看護師、ヘルパーに申し出て下さい。耳に水が入ると怖いと思いますが、鼓膜という皮膚は強靭で基本的に水が入っても問題はありません。ただ鼓膜に傷や病気などがある場合は、耳栓を使うとよいと思います。私たちも耳をそば立ててよいお手伝いが出来るよう心がけております。

 

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