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栗の木に栗の花咲き中庭の
睡蓮いつか花終りたり
おのもおのも故郷(くに)憶はむか食堂に
今日爽やけく冷麦すする
吉野 久米
ロッキーはアスファルト道暑いので
歩くの嫌と目で訴える
顔みつめ私の心読むように
不安な瞳のロッキーいとし
林 晴美
梅雨に濡れ紫陽花の鮮やかな色見つめれば
我が胸に咲く華も濡れつつ
青柳 八重子
池の面はすいれんひらき初夏の風
魚が動けば小波の立つ
夕暮れに折り紙のごとたたまれし
すいれん愛でてひと日おわりぬ
戸木 登志子
指先も青に染むかと舟べりに
触れたる鬼怒の水の冷たさ
永田 和子
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