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もてなしの如 山荘に春の雪
観音の慈顔おろがむ花の寺
吉野 久米
海棠や青空を背に花ひらく
春雷さけ しばし憩へりミルクホール
戸木 喜代人
桜花三日見ぬ間に花吹雪
姫りんご可憐に咲きぬ白き花
長沢 菊枝
初夏なれやつがいの小鳥来て鳴けり
都知事選名も知らぬ人の名を知りぬ
藤田 寛子
病む妹(いも)を抱えて母の愛を知る
はや五年(とせ)新緑愛ずるゆとり沸く
戸川 暁子
夜ざくらに美酒汲みかはし命延び
由起 艶子
春の蝶離れては寄りまた高く
川空の闇に一閃秋花火
川並 清子
しじみ蝶高きを知らず働けり
道しるべ多き四国路れんげ咲く
神山 白愁
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