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昨今はオペラブームですね。
オペラは生の歌を聴かせることで成り立つ舞台劇です。声という人類最古の楽器以外に言葉を演奏できる楽器はありません。一つの物語を歌によって筋を運んでゆき、音楽で表現する舞台芸術です。 又ヨーロッパ等では、特に斬新な演出や観客が二万人も入る野外公演、祝祭的な催しもある娯楽の一つなのです。
エッ本当…皆様は女心の歌「風の中の羽根のように」…など口ずさんだ経験がおありでしょう。あれは「リゴレット」の中で好色な領主が歌うアリアです。また、天国と地獄は浅草オペラで有名になり、我が国の運動会に欠かせぬ曲となりました。
では、簡単にオペラの流れを追ってみましょう。オペラは十六世紀の終わりイタリアのフィレンツエの貴族の古代ギリシャの朗唱風の悲劇を復興させようと意図した試みが牧歌劇や音楽劇を生みオペラへと発展することになります。
創生期にはギリシャ神話(オルフェオ・ウリッセの帰還等)十七世紀半ばともなるとローマを舞台にした(ポッペアの戴冠等)が上演され、その魅力がヨーロッパ各地に広まり十八世紀から十九世紀にかけてモーツアルト・ヴェルディ・ワグナー・プッチーニ等のヒット作曲家が輩出し題材も豊富になり聖書(ナブッコ・サロメ・サムソンとデリラ)ゲルマン神話(ニーベルングのリング)戯曲(マクベス・オセロ・ファルスタッフ)小説(カルメン・椿姫・マノンレスコー)おとぎ話(シンデレラ・ヘンゼルとグレーテル)等オペラ大発展時代となります。
二十世紀に入ってからは新感覚の創造時代となりドビッシーの「ペレアスとメリザンド」ベルグの「ヴォツエック」等は人間の心の不思議とその深淵を追いかけ、又ガーシュインの「ポギーとベス」のようにジャズの手法を取り入れたジャズオペラへと多様化が進みます。
海外の日本公演も多くなり切符も入手しやすくなりました。先ずは自分の好きな曲目と歌手と指揮者を選び、公演まで半年位ありますので、辞典等で粗筋を頭に入れ、CDやDVDを繰り返して見て聞き、字幕などは当てにせぬ事、そうすれば、あなたの楽しみも倍加し虜になり冥土へのよき土産となることを保証します。
つたない御紹介ですが、皆様の楽しみの世界が又一つ増えますよう。
LDの古い物でお役に立てば一緒に私の部屋で御覧になりませんか。
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