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70歳以上の機関誌「銀杏」
色違いの金魚  
 
 
  
 
 
西 雅寛 
 
     

 本年8月26日(火)の日本経済新聞「交遊抄」に掲載された、岩城社長の御友人の西 雅寛様(協立電機・社長)の記事に、当社の会長、社長、施設長のことが書かれていますので、御紹介いたします。

《交遊抄》 日経・朝刊:2008.08.26

「多くの赤い金魚の中に黒い金魚を入れると、黒い金魚はいつの間にか赤く染まってしまう」。初対面でのこと。変な話をするやつだだなと思いながら、噴き出してしまった。発言の主は小説や映画のモデルとなった有料老人ホームの草分け、シルバーヴィラ向山の岩城隆就社長だ。
 三菱商事に同期入社し仕事以外の付き合いで仲良くなった。奥さんとの初デートの時は「どんな話をすればいいのかな」と不安そうな顔で同行を頼まれ、3人でスーパーマンの映画に行った。恋人を危機から救う主人公のように女性を気遣う様子をみて、2人残して安心して帰った。
 次はこちらの番。妻との最初のデートで、岩城君の奥さんが手がける染織の作品展に顔を出した。そのまま4人で食事に行ったのだが、大切な女性を忘れたかのように男同士で盛り上がりその日を終えてしまった。
 私は創業者である父の急死で、岩城君も母上が起こした家業を継ぐため会社を離れたが、家族ぐるみの交流が続く。利害関係もなく裸で付き合える戦友は貴重だ。
 そういえば出会ったころの言葉は、組織に染まりきれなかった2匹の金魚を予言したものだったのか。互いの色を確認するため、これからも酌み交わそう。

 

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