花木 茶道に遠く老いにけり 足弱の散歩そこまで霧の花
吉野 久米
紫蘇咲けるあはき香にいて友遠し 亡き人に声かけらるる返り花
神山 白秋
トランペットの大きな葉 空おおひ もう彼岸かと日のたつ早さ 顔のしわ見る
長沢 菊枝
遠ざかるバス秋灯の色を乗せ
永田 和子