No.81 2025年11月秋号
記事:中根佳津子
あなたの特別な一枚の写真の思い出を教えてください。そう募集をかけたら、たくさんの方から「書きました!」「ぜひ取材して!」とご応募をいただきました。たとえもう会うことはない人、二度と訪れない場所であっても、幸せな記憶はずっと心の支えになってきたはず。みなさんの熱い思いを、前号から引き続き、後編をご紹介します。
龍田様 (86)
インタビュー
これは15年ほど前の写真です。2010年の7月、自宅近くの石垣にセキレイが巣を作りました。ひな鳥に親がエサを運んでくるのをほほえましく見ていたんです。 ところが数日したら、なぜだか親が来なくなってしまったの。このままではひなが死んでしまうと思い、自宅に連れてきてエサをやるようになりました。 セキレイは、尾を上下に振って動くことから「尾振りおまつ」とも言われるんですよ。夫が写真好きだったので、ひなの成長をずっと写真に撮ってくれました。これもそのうちの1枚です。手に乗るほどになついて、一生懸命にエサを食べようとしているところです。 7月にひなを見つけて、飛び立っていったのは8月9日だったかしら。一連の写真は全部、タブレットに整理して入れてあります。かわいくてね、時々思い出してながめているんですよ。 今、部屋には夫と2人で旅をしたときの写真を飾ってあります。山を背景にした写真? これはスイスですね。なつかしいわ。
この度は当社ホームページをご覧くださり有難うございます。
機関紙「銀杏」も当社ホームページも、ご入居されているお客様方の日頃の生活や活動を発信することを目的としております。
人は皆「誰かに自分の存在を認めてもらいたい。」と云う根源的欲求を持つものだと思っております。認められることで皆さま益々お元気になります。これが当社の信念「生きることは自己表現すること」に繋がっているのです。
また読まれた方より「高齢になられても皆さんこんなにも頑張られている。勇気づけられます。」との感想も頂いており嬉しく思っております。
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