機関紙「銀杏」特集

No.75 2023年11月秋号

取材・文:中根佳津子


特集:スタッフ紹介第4弾

「介護スタッフ」

 スタッフの心と体の余裕が

きめ細かな介護につながっています

介護スタッフ大集合!
介護スタッフ大集合!

 シルバーの介護スタッフの平均勤続年数10.3年、この数字は業界でとても驚かれるそうです。介護職は一般的に離職率が高く、東京都の有料老人ホーム平均では、勤続10年以上のヘルパーは約13%です。ところが、シルバーは約40%。定着率が高いのは、それだけ働きやすい職場だからでしょう。

 シルバーの介護スタッフは全員、事務職などとの兼任ではなく介護専属です。”遊軍”としてフレキシブルに動けるシフトが組めます。そのためでしょうか、有給消化率は驚異の98%なんですって。十分な人手があり、スタッフの心と体に余裕があるから、きめ細やかな介護が実現できるんですね。

 「スタッフの平均年齢が55歳と高めなのも特徴ですね。人生経験を積むことでお客様への共感が実感を伴ってくる。そして若いスタッフをリードしてくれます。ベテランスタッフは宝物です」(施設長)。

 年齢が近いので、お世話する方とも話が合いやすいのだとか。スタッフとして活躍した方が退職後、年齢を重ねて、シルバーに入居することもあるそうです。(現在まで4名)。


⚫︎スタッフ インタビュー⚫︎

勤続22年

澤ヘルパー長

 30年ほど前に「これからは介護士が必要になる時代だよ」と言われて興味を持ち、この世界に。昔は病院に付き添いさんと呼ばれる身の回りの世話をする人がいて、介護にはそういうイメージがありました。でも、実際には全然違いましたね。

    大変なこともありますが、仕事はやりがいがあり、辞めたいと思ったことはありません。

 今はヘルパー長として皆さまの様子を丁寧に確認し、時にはスタッフの私的な相談にも乗っています。



 仕事は楽しいですね。人と関わるのが好きだし、相手の方には喜んでいただける。おまけに給料がもらえる(笑)。うちの子どもが小さいころ「家庭を大事にしなさい」と言われたのですが、そういう温かい職場であることも大きいと思います。

 仕事は何でも屋さん(笑)。現場に入るだけでなく、シフト調整やスタッフ研修なども担当しています。入居の皆さまに楽しく過ごしていただけるように、常に心がけています。 

勤続21年

伊藤サービス責任者



シルバーのベテラン介護スタッフ班長陣からも一言